【最新版】アンプレアルスロー 3 レビュー|実際に履いてわかったサイズ感と性能を徹底解説
バッシュ選びで失敗したくない人なら、誰でも一度は「アシックスのアンプレアルス」という名前を耳にしたことがあるのではないでしょうか。
なかでも2026年1月に発売された最新モデル「UNPRE ARS LOW 3(アンプレアルス ロー 3)」は、発売前から河村勇輝選手が着用していたことでも注目を集め、バスケットボールシューズ界隈では話題に事欠かないモデルです。
ただ、「名前は知ってるけど実際どうなの?」「前作から何が変わったの?」「自分の足に合うか心配」といった疑問を持つ方も多いはずです。

この記事では、アンプレアルスロー 3の基本スペックからパフォーマンス評価、サイズ感、他モデルとの比較まで、できる限り詳しく掘り下げていきます。
買う前に知っておきたい情報をすべてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
アンプレアルスロー 3 レビュー

基本情報
まず、アンプレアルス ロー 3の基本スペックをひとつの表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| モデル名 | UNPRE ARS LOW 3(アンプレアルス ロー 3) |
| ブランド | ASICS(アシックス) |
| 発売日 | 2026年1月15日(全国スポーツ用品店にて順次) |
| 定価(税込) | ¥17,600 |
| セール価格 | ¥12,300〜(公式サイト確認時) |
| 品番 | 1063A113 |
| ラスト(幅) | STANDARD(標準) |
| 対象性別 | ユニセックス |
| サイズ展開 | 24.0〜32.0cm(0.5cm刻み) |
| 製造国 | ベトナム |
| 重量 | 約406〜428g(26.5cm、カラーにより差あり) |
| アッパー素材 | 人工皮革・合成樹脂(TPUフィルム)・合成繊維 |
| ミッドソール | FlyteFoam Propel + 3D SPACE構造 |
| インソール | SpEVAフォーム(ヘリンボーン加工) |
| アウトソール | N.C.ラバー(ゴム底)/X字型屈曲溝 |
| カット | ローカット |
| 特徴テクノロジー | TPUサイドウォール、アッパー内部サイドパネル |
アシックス公式のコンセプトは「激しいサイドステップと素早い切り返しを持ち味にするプレーヤーのためのスタビリティモデル」とされています。
ひとことで言えば、このシューズは「横方向の安定性に全フリ」した設計思想を持っています。クッションや軽さよりも、カッティング時の足のブレを抑えることを最優先に考えて作られており、それが全スペックの根幹にあります。
カラーバリエーションは「Cloud Grey / Storm Blue」「White / Aurora Green」「Red Clay / Graphite Grey」の3色でスタートし、2026年にはbllaholicとのコラボカラー(ブラック・アイボリー)も展開されています。
パフォーマンス評価
グリップ


5点満点中5点です。
このモデルを語るうえで、グリップ性能は絶対に外せません。
アウトソールにはアシックスが誇るN.C.ラバーを採用しており、複数の国内レビューで「ビタ止まり」と表現されるほどのトラクションを発揮します。
接地面積が広くフラットに設計されているため、足裏全体がコートに密着し、急停止からの切り返しがスムーズに行えます。ディフェンスでドライブに対してサイドステップを踏んだとき、あるいはオフェンスでクロスオーバーの後に急ブレーキをかけたとき、シューズが床をしっかりと掴んでいる安心感は格別です。
ただ、N.C.ラバーは粘着性が高い一方でラバー自体がやや柔らかいため、屋外の粗い路面では摩耗が早くなりやすいという側面もあります。インドアコート専用として使うなら、グリップ性能は間違いなく現行バッシュの中でも最高クラスです。
クッション


5点満点中3点です。
ミッドソールにはFlyteFoam Propelを採用しており、軽量で反発性のある素材ですが、全体的なクッションの印象は「固め」です。
ナイキのZoom Airのような柔らかくて弾むフィーリングとは対極にあり、どちらかといえば地面からの感触がダイレクトに伝わってくる「薄底感覚」に近いと表現できます。
今作では足弓から母指球にかけて3D SPACE構造(ハニカム状のカット溝)が追加されており、着地衝撃の吸収性は前作のLOW 2より確実に向上しています。インソールもSpEVAフォームに変更され、前後にヘリンボーン加工が施されたことで足の滑り止め効果が増しています。
とはいえ、クッションを売りにしたモデルではないため、長時間プレー後の疲労感は人によっては気になる部分かもしれません。逆に、体重が75kg以上あるヘビーウェイト系のプレイヤーにとっては、この硬さがむしろ体重を支える「ちょうどよい反力」として機能するという声も多いです。
フィット感


5点満点中4点です。
アシックスのスタンダードラストを採用しているため、アシックスユーザーには馴染みやすいサイズ感ではあります。
ただし、このモデルは前足部(つま先から母指球にかけてのエリア)が特に細身に設計されており、アシックスのスタンダードラストの中でも細い部類という評価が複数のレビューで見られます。一方で中足部には若干の余裕があり、「前はキツいのに中は緩い」という独特のバランスを感じる方もいます。
アッパーにはTPUフィルムがコーティングされているため、ミドルカットのUNPRE ARS 3と比べてアッパー自体が硬く、足入れ時に窮屈感を覚えるケースがあります。シューレースで甲の高さはある程度調整できますが、幅の広さは構造上変えることができないため、幅広の足型を持つ方は注意が必要です。
安定性


5点満点中5点です。
安定性こそ、このシューズの存在意義そのものです。外側に配置されたTPU製サイドウォールは非常に大型で、横方向への足の流れをほぼ完全に封じ込める構造になっています。
アッパー内部にもサイドパネルが配置されており、アッパーの外と内から二重にサポートしているイメージです。急激な切り返しでも、アッパーが「グニャッ」とひしゃげることがなく、足の力がそのまま床に伝わります。ヒールカウンターの剛性も非常に高く、踵のホールド感は「岩のよう」と表現されるほどです。
捻挫を繰り返している選手や、サイドステップを多用するプレイヤーにとっては、これ以上ない安心感を提供してくれるシューズです。安定性という観点では、同価格帯のバッシュの中でも頭ひとつ抜けていると言っていいでしょう。
通気性


5点満点中3点です。
アッパーにはメッシュ素材が使われていますが、その上にTPUフィルムがコーティングされているため、通気性はやや抑えられた設計になっています。
同シリーズのミドルカット版(UNPRE ARS 3)はメッシュのみのアッパーなので通気性が高いのですが、ローカットのLOW 3はアッパーの剛性を確保するためにTPUフィルムを採用した結果、蒸れやすさが若干増しています。
屋内コートでの1〜2時間程度のプレーでは大きな問題は感じにくいですが、夏場の暑い体育館や長時間の練習では蒸れが気になることがあるかもしれません。
重さ


5点満点中3点です。
26.5cmサイズで約406〜428g(カラーにより差があります)と、ローカットモデルとしては標準〜やや重めの部類に入ります。
TPUサイドウォールや内部サイドパネルといった安定性のための構造部品が重量に影響しているためです。軽快さを求めるプレイヤーからは「重い」と感じられることもありますが、しっかりとした重量感がむしろ安定感として感じられるという声もあります。軽さを最優先にするなら、他の軽量モデルも選択肢に入れるべきでしょう。
耐久性


5点満点中4点です。
アッパーはTPUフィルムコーティングにより変形しにくく、型崩れへの耐性は非常に高い設計です。サイドウォールのTPUも構造的に壊れにくい素材で、使い込んでも安定性の劣化が少ないとされています。
一方でアウトソールのN.C.ラバーは柔らかめのため、屋外使用では摩耗が早まる傾向があります。インドアコートでの屋内専用使用であれば、十分な耐久性を発揮するモデルです。
見た目


5点満点中4点です。
アンプレアルスシリーズは初代から一貫してスポーティかつシャープな見た目が特徴で、LOWはその流れを引き継いでいます。
アシックスのストライプが主張しすぎず、コートでも日常でも映えるデザインです。カラーラインナップもCloud Grey / Storm Blueのような落ち着いたトーンから、Red Clay / Graphite Greyのようなインパクトある配色まで揃っており、好みに合わせて選びやすい構成になっています。
河村選手の着用で注目度も高く、コートでの存在感という意味でも評価が高いモデルです。
アンプレアルスロー 3を試し履きした感想

実際に足を入れて動いてみた第一印象をお伝えします。
ジャンプのしやすさについては、ミッドソールが固めなので、柔らかいクッションで跳ね上げられるような感覚はありません。踏み込んだ力がダイレクトに床に伝わる感じで、ふわっとした弾みはないものの、しっかりと蹴り出せるイメージです。FlyteFoam Propelの反発性があるので、ジャンプ自体が極端にしにくいということはありませんでした。
安定感については、サイドウォールの効果を最初から強く感じました。左右に体重を移動させたときに、足がシューズの外へ逃げず、床に対して垂直にしっかりと踏み込める感覚があります。特に体重をかけながら横に踏み出す動作で、アッパーが変形しないので力のロスが少ないように感じます。
滑らないかについては、N.C.ラバーの粘着力は体感でも明らかで、つるつるした床面でも止まりやすい印象でした。急に方向転換しようとしたときに、シューズが床に吸い付くような感覚があり、トラクションへの信頼感は非常に高いと感じました。
重く感じるかについては、持ち上げた時点では「少し重いな」という印象でした。ただ、足に履いて動いてみると、サイドウォールが安定感を生み出しているためか、重量が気になるほどのマイナスには感じませんでした。しっかりした重さが、逆に足元を安定させてくれているような感覚です。
足入れ時はTPUフィルムの影響でアッパーがやや硬く、最初は「ちょっとキツいかも」と思いましたが、履いているうちに少しずつなじんでくる感じがありました。特に前足部の幅が細身なので、幅広の足型の方は念入りに試着することをおすすめします。
アンプレアルスロー 3 のサイズ感
アシックスのスタンダードラストを採用しているため、すでにアシックスのバッシュを履いたことがある方なら、いつも通りのサイズでほぼ問題ないケースが多いです。ただし、前足部の横幅がアシックスのスタンダードラストの中でも特に細身に設計されているため、幅広の足型の方はハーフサイズアップを検討する価値があります。
普段ナイキを履いている方はナイキに比べてアシックスはやや小さめの作りのため、ナイキで28cmを使用している場合はアシックスでも28cm前後でフィットするケースが多いですが、前足部の細さが気になる場合はハーフサイズ上を試してみてください。
複数のレビュアーが「試着なしでの購入は博打に近い」と表現しているように、このモデルは特に前足部のタイト感に個人差が出やすいです。可能であれば実店舗で、必ず試合用ソックスを着用した状態での試着をおすすめします。甲の高さはシューレースで調整できますが、横幅は構造上変えられないためです。
アンプレアルスロー 3 レビュー

アンプレアルスロー 3 はどこで買える?
アンプレアルス ロー 3 をお得に、そして確実に手に入れたい方に向けて、おすすめの購入先を紹介します。
「楽天・Amazon」
普段からネット通販を利用している方なら、楽天市場やAmazonを探してみてください。意外と在庫が残っていることがあり、溜まっているポイントを使ってお得に購入することも可能です。
ただし、人気モデルの場合はすぐに売り切れてしまうことが多いので、こまめに在庫状況をチェックすることをおすすめします。
また、Amazonでは一部サイズで「Try Before You Buy(購入前の試着サービス)」が利用できる場合もあるため、サイズ感に不安がある方にも適しています。
アンプレアルス ロー 3の口コミ
実際に「アンプレアルス low 3」を購入して使っているプレイヤーや、その保護者の方々のリアルな声をまとめました。
とても良いです
2か月前アンプレアルスロー2に続いての購入です 高校2年の娘が履いていますが安定感抜群で重さも気にならない 4、5とシリーズが続いてほしいです機能が良い
3か月前最高にカッコ良いです! 最高です!たくさんはきます! 次のモデルも期待してます!色合いが攻めててカッコいい!
5か月前アシックスの23.5を着用していますが、今回初めて24cmを購入。やっぱり大きかったようで、成長待ちになりそうです。デザイン良し!
6か月前息子に購入しましたが所見でカッコイイと、とても喜んでいました。履いた感じも良さそうです。今までのアンプレアルスより
6か月前中学一年生の息子は大喜びです。 デザイン、重量、履き心地、全てにおいて、今までのアシックスのバッシュを上回っているとのことでした。もう一足ほしい
6か月前購入して4回ほど履きましたがデザインも良くしっかり止まります。 値段は少し高いですが買う価値はあります。 アンプレアルス3も履きましたがそれより横幅が少し狭い印象です機能が素晴らしい
6か月前色が鮮やかでとても気に入っています。 滑りにくく、ステップの切り返し時もいい感じなのですが、今までのと比べるとかかとのホールド感が強く、時折窮屈に感じます。引用 アシックス公式ページ
アンプレアルス ロー 3 はどんなコンセプトのバッシュなのか
アンプレアルス(UNPRE ARS)というシリーズ名は、「UNPREDICTABLE(予測不可能)」と「ARS(術・技巧)」を組み合わせた造語だと言われています。相手に予測させない動きを生み出すためのバッシュ、という意味合いが込められています。
コンセプトの核心は「サイドステップ時の安定性」です。バスケットボールにおいて、ディフェンスを抜く際や、ディフェンスがオフェンスのコースに入る際、足には強烈な横方向の力がかかります。一般的なシューズでは、この負荷に耐えきれずアッパーが変形したり、最悪の場合は足首が外側に倒れ込んで捻挫につながることがあります。
アンプレアルス ロー 3はこの問題に対して、TPU製サイドウォールとアッパー内部サイドパネルという二重の構造でアプローチしています。横方向の力をシューズが受け止め、プレイヤーの足が外へ逃げるのを防ぐことで、より速く・より安全に動けるというコンセプトです。
また、アウトソールにはX字型の屈曲溝が設計されており、前後左右さまざまな方向への蹴り出しをスムーズに行えるよう工夫されています。「止まる」だけでなく「次の一歩を速く出す」ためのアウトソール設計も、このシューズの重要な特徴です。
アンプレアルス ロー 3 の人気色
2026年1月の発売時点での公式カラーは3種類です。
「Cloud Grey / Storm Blue」は、グレーをベースにネイビーブルーのアクセントが入った落ち着いたカラーリングで、コーデに馴染みやすく幅広い年代に人気があります。どんなユニフォームにも合わせやすいため、チームバッシュとして選ばれることも多い色です。
「Red Clay / Graphite Grey」は、赤茶色(レッドクレー)とグラファイトグレーの組み合わせが独特の存在感を放つカラーです。コートでも目立ちたい方や、個性的なコーデを好む方に支持されています。
「White / Aurora Green」は、ホワイトベースにオーロラグリーンのアクセントが入った清潔感のあるカラーです。白系バッシュを好む層や、明るいユニフォームに合わせたい方に選ばれています。
また、2026年のbllaholicコラボカラー(ブラック・アイボリー)は限定色として注目を集め、リリース直後に話題となりました。ストリートバスケシーンとの親和性も高く、ファッション的な観点からも評価が高いです。
アンプレアルス ロー 3 を履いている人
このモデルが最も注目を集めた理由のひとつが、メンフィス・グリズリーズに所属する河村勇輝選手のシューズとして知られていることです。河村選手はアシックスとスポンサー契約を結んでおり、UNPRE ARS LOWシリーズを着用してきました。前作のLOW 2がNBAのコートに戻ってきたとして話題になったことで、このシリーズへの関心が大きく高まりました。
河村選手の特徴であるスピードを活かしたドライブ、鋭いサイドステップを使ったディフェンス、そして予測不可能なクロスオーバーは、まさにアンプレアルスシリーズのコンセプトそのものを体現しています。そのためこのシューズは、河村選手のプレースタイルに共感するプレイヤーや、ガード・スピード系のプレイヤーに特に支持されています。
また2025年には、アシックスバスケットボール史上初となる選手スペシャルエディション「UNPRE ARS LOW 2 RT」が河村選手のデザインコンセプトをもとに製作され、¥19,800で発売されました。このモデルはマジックアワーをイメージしたカラーリングと、ゴールドの刺繍・サイン入りという特別仕様で大きな話題となりました。
国内ではBリーグの選手も着用しており、篠山竜青選手がUNPRE ARS 2(ミドルカット)を履いていたことも確認されています。
シリーズ歴史
アンプレアルスシリーズは、「相手との間でズレを生み出す」というコンセプトのもと、アシックスのバスケットボールラインナップに加わったシリーズです。初代UNPRE ARS LOWは、ミドルカット版のUNPRE ARSのローカット展開として登場し、機動性を重視するプレイヤーに向けて作られました。
2代目のUNPRE ARS LOW 2は、前作の安定性コンセプトを継承しつつ、フィット感やアウトソール形状をアップデートした進化版として登場します。この時期に河村選手がNBAデビューを飾るモデルとして使用したことで、シリーズとしての知名度が飛躍的に上がりました。「アシックスが約25年ぶりにNBAのコートに戻った」と語られたこのエピソードは、国内バッシュファンの間でも大きなニュースとなりました。

そして現行の3代目、UNPRE ARS LOW 3が2026年に登場しました。ミドルカット版のUNPRE ARS 3が約半年先行発売され、それをローカット向けに専用設計で最適化したのがこのモデルです。
単純にカットを変えただけでなく、TPUフィルムコーティングをローカット用に採用し、ミッドソールに3D SPACE構造を追加するなど、独自のアップデートが施されています。
他モデル比較
同価格帯モデルとの比較
まず、同じアシックスブランドの「NOVA SURGE LOW 2」と比較してみます。NOVA SURGE LOW 2はUNPRE ARSとは対照的に、クッション性と快適さを重視した設計のモデルです。
| 比較項目 | UNPRE ARS LOW 3 | NOVA SURGE LOW 2 |
|---|---|---|
| コンセプト | 安定・サイドステップ特化 | クッション・快適性重視 |
| クッション | 固め・反発系 | 柔らかめ・吸収系 |
| 安定性 | ★★★★★ | ★★★☆☆ |
| フィット感 | 細身・タイト | やや余裕あり |
| 向いているプレイヤー | ガード・DFプレイヤー | オールポジション |
素早い切り返しやディフェンスを重視する方にはUNPRE ARS LOW 3、長時間快適に履き続けたい方や足幅の広い方にはNOVA SURGE LOW 2が向いているといえます。


同ポジションモデルとの比較
ガード向けの安定系モデルとして、Nike G.T. Cut 3とも比較できます。
G.T. Cut 3はNikeを代表するカッター・ディフェンダー向けのモデルで、グリップ性能が高く安定感もあります。UNPRE ARS LOW 3と比べると、G.T. Cut 3はやや通気性が高くNikeのフィット感に慣れているプレイヤーには馴染みやすい反面、サイドウォールによる横方向の安定性という点ではUNPRE ARS LOW 3が構造的に優位です。
アシックスの足型に慣れているプレイヤーや、安定性をとにかく優先したい場合はUNPRE ARS LOW 3、Nikeユーザーで通気性も重視したい場合はG.T. Cut 3が選択肢になります。
アンプレアルス ロー 3 レビュー

おすすめな人
UNPRE ARS LOW 3が特に向いているのは次のようなプレイヤーです。
まず、ガードやスモールフォワードとしてクロスオーバーやカッティングを多用する方です。このシューズが最も力を発揮するのは、まさにこうした横方向への動きが求められる場面です。サイドウォールが足の外への流れを徹底的にブロックするため、動きへの信頼感が格段に上がります。
次に、ディフェンスを得意とするプレイヤーです。オフェンスのドライブに食らいついてサイドステップを繰り返すような守備重視のプレースタイルには、このシューズの安定性が大きな武器になります。
また、足首の捻挫を繰り返している方や、怪我のリスクを減らしたいと考えている方にも向いています。TPUサイドウォールは足首の外反を物理的に防ぐ構造になっており、捻挫予防という観点からも心強いです。
さらに、体重が75kg以上あるヘビーウェイト系のプレイヤーにもおすすめです。固めのミッドソールが体重をしっかり受け止めてくれるため、体重のある方が履くと「この硬さが逆に安心感になる」という評価が多く見られます。
そして、アシックスブランドが好きな方や、河村選手を応援しているNBAファンにとっても、着用しているシューズと同じモデルを体験できる機会として魅力的な1足です。
不向きな人

一方で、次のような方にはUNPRE ARS LOW 3は合わないかもしれません。
幅広の足型を持つ方です。前足部の横幅が細身に設計されているため、幅広の方には窮屈感が出やすく、長時間の使用では不快になる可能性があります。足幅に余裕のあるモデルを別途検討した方が無難です。
次に、ふわっとした柔らかいクッションを好む方です。このシューズは固め・反発系のクッション設定であり、NikeのクッオンフォームやアディダスのBoostのような「沈み込む柔らかさ」は求められません。クッション性を最優先にするならNOVA SURGEなど別のモデルを選んでください。
また、屋外バスケ(ストリート)をメインにプレーする方にも注意が必要です。N.C.ラバーは屋外の粗い路面での摩耗が早く、屋外専用で使うとアウトソールの消耗ペースが上がります。
ポジション別おすすめ度
PG(ポイントガード):★★★★★
このモデルが最もマッチするポジションです。クロスオーバー、カッティング、サイドステップといったPGの動きをすべてサポートしてくれます。グリップの強さと横方向の安定性は、ボールハンドラーにとってこれ以上ない武器になります。
SG(シューティングガード):★★★★★
PGと同様に、クイックな動きを多用するSGにも最適です。オフボールの動きで相手を振り切るカッティングや、ドライブからのキックアウトパスへのスムーズな移行もこのシューズのトラクションで支えられます。
SF(スモールフォワード):★★★★☆
ドライブを武器にするSFには非常に向いています。ただし、ポストプレーや垂直ジャンプを多用するパワー系SFにはクッションの固さが気になる場合があります。スピード重視のSFなら文句なしです。
PF(パワーフォワード):★★★☆☆
体重のあるプレイヤーにはクッションの硬さがむしろ良い場面もありますが、リバウンドやポストプレーが多いPFにとっては縦方向のクッション性の不足が気になることもあります。スピードプレイを好む小型PFには向いています。
C(センター):★★☆☆☆
センターには正直あまりおすすめしません。縦方向のジャンプを繰り返すプレーが多いポジションであり、クッション性の高いモデルや、ミドルカットで足首サポートが強いモデルの方が向いています。
アンプレアルス ロー 3 のメリット
1つ目は、圧倒的なグリップ力です。N.C.ラバーによる「ビタ止まり」と表現されるトラクションは、急停止や方向転換を多用するプレイヤーにとってこれ以上ない安心感を与えてくれます。コートの床を確実に捉える感覚は、このシューズの最大の強みです。
2つ目は、横方向の安定性の高さです。TPUサイドウォールとアッパー内部サイドパネルによる二重構造で、カッティングやサイドステップ時の足の外への流れを徹底的に防ぎます。捻挫リスクを下げながら、動きへの信頼感を高めてくれます。
3つ目は、アッパーの耐久性です。TPUフィルムコーティングにより、アッパーが変形しにくく長期間使っても型崩れしにくい設計です。ミドルカットモデルより剛性が高い点もLOWの特徴です。
4つ目は、ヘビーウェイトプレイヤーへの適性です。固めのミッドソールが体重をしっかり支え、75kg以上のプレイヤーが履くと評価が高まる傾向があります。軽量プレイヤーには固すぎると感じる硬さも、体重のある方にはちょうどよい反力として機能します。
5つ目は、コスパの高さです。定価17,600円は安くはありませんが、同価格帯の他ブランドと比較して安定性・グリップ性能のコストパフォーマンスは非常に優れています。セール時には12,000円台で購入できることもあり、より高い価値を感じられます。
6つ目は、プロ着用モデルとしての信頼性です。河村勇輝選手が着用していることで、NBAのコートでも通用するクオリティが証明されています。プロが選んでいるという事実は、シューズの信頼性に直結します。
7つ目は、ユニセックスの豊富なサイズ展開です。24.0cmから32.0cmまで0.5cm刻みで展開されており、女性から大柄の男性まで幅広く対応できます。
アンプレアルス ロー 3 のデメリット
1つ目は、前足部の細さによるフィット問題です。前足部の横幅がかなり細身に設計されており、幅広の足型を持つ方には窮屈感が出やすいです。試着なしでのオンライン購入はリスクがあり、必ず試合用ソックスを履いた状態で実店舗での試着を推奨します。
2つ目は、クッション性の固さです。安定性に特化した設計の代償として、クッションは固めに仕上がっています。柔らかいクッションに慣れているプレイヤーや、膝・腰に不安を抱えるプレイヤーには長時間の使用でストレスになる可能性があります。インソールを社外品に交換することである程度改善できますが、根本的にはクッション重視のモデルではありません。
3つ目は、屋外でのアウトソール摩耗の早さです。N.C.ラバーは粘着力が高い反面、柔らかくて屋外路面での摩耗が進みやすいです。ストリートバスケをメインに楽しみたい方には耐久性の面で注意が必要です。
アンプレアルス ロー 3 は普段履きには向いてる?
結論から言うと、普段履きには向いているとは言いにくいです。アンプレアルス ロー 3はバスケットボールの動きに特化した設計のシューズであり、見た目はスポーティでかっこよいですが、長時間の歩行には向いていません。
ミッドソールが固めで地面からの衝撃が直接伝わりやすく、日常のウォーキングや立ち仕事では足への負担が大きくなります。また、アウトソールのN.C.ラバーは屋外の舗装路面での摩耗が早いため、街履きで使うとアウトソールが急速に消耗してしまいます。
ファッションアイテムとして少し履く程度であれば問題ありませんが、毎日の通学・通勤などで使うことは推奨できません。バスケ専用シューズとして大切に使うのが、このシューズの本来の使い方です。
女性でも履ける?
ユニセックスモデルのため、女性でも購入可能です。サイズは24.0cmから展開されており、一般的な女性の足にも対応できます。
ただし、アシックスのスタンダードラストで前足部が細身設計のため、幅広の足型の女性には窮屈感が出やすい可能性があります。
標準〜細身の足型の女性には問題なく履けるケースが多いです。試合用ソックスを着用した状態での試着を強くおすすめします。
ミニバス(小学生)や中学生の部活生にもおすすめできる?
ミニバスの小学生には、サイズが最小24cmからのため身長や足のサイズによっては対応できない場合があります。
また、固めのミッドソールは成長途中の子どもの足への負担も考慮すべき点です。中学生については、足のサイズが合えば使用は可能です。ただし価格が定価17,600円と学生には高めの設定であること、そして足が成長途中のため短期間で買い替えが必要になることも考慮してください。
安定性が高くグリップも優秀なため、バスケの技術向上という観点では優れた選択肢ですが、コストと成長スピードを踏まえて検討することをおすすめします。
足首サポーターとの相性は?
ローカットモデルのため、足首のサポートはミドルカット版と比べて少なくなります。足首に不安がある方がサポーターを併用するケースは多いですが、このモデルとの相性は良好です。
特に薄手・フィット系のアンクルサポーターとは干渉しにくく、シューズのフィット感を大きく損ないません。ただし分厚いサポーターを使用する場合は、足首周りのスペースが狭くなるため、シューズのサイズをハーフアップすることを検討してください。
アンプレアルス ロー 3 のお手入れの仕方
試合や練習後は、乾いた布やシューズ用のブラシで表面の汚れを取り除くことから始めてください。特にアウトソールの溝に詰まったゴミはグリップ性能を下げる原因になるため、溝のほこりや砂を丁寧にかき出すと良いでしょう。
アッパーはTPUフィルムコーティングがされているため、水拭きでの汚れ落としが基本です。中性洗剤を少量溶かしたぬるま湯で絞った布で拭き、その後乾いた布で水分を取り除いてください。洗濯機での丸洗いは型崩れや素材の劣化につながるため避けてください。
保管は直射日光の当たらない風通しの良い場所で保管するのが基本です。シューズキーパーを入れると型崩れ防止になります。長期保管する際は、除湿剤と一緒にシューズボックスに入れておくと、素材の劣化を抑えられます。


FAQ
Q1. アシックスのアンプレアルス ロー 3 のサイズ感はどうですか? A. アシックスのスタンダードラスト採用のため、アシックスユーザーには普段通りのサイズ感が合いやすいです。ただし前足部が細身なため、幅広の方はハーフサイズアップを検討してください。
Q2. ナイキからの乗り換えでサイズはどうすれば良いですか? A. ナイキはアシックスと比べてやや大きめの作りです。ナイキで28cmの方はアシックスでも28cm前後が合うことが多いですが、試着で確認するのが確実です。
Q3. 屋外でも使えますか? A. 使えなくはありませんが、N.C.ラバーが柔らかくアウトソールの摩耗が早まります。屋外メインのプレイヤーには推奨しません。
Q4. クッションが固すぎませんか? A. 固め設計のシューズです。柔らかいクッションを好む方には合わないかもしれません。インソールを社外品に替えることで改善できます。
Q5. ミドルカット版との違いは何ですか? A. ローカットは機動性重視、ミドルカットは足首サポート重視です。ローカットのLOW 3はTPUフィルムコーティングでアッパーの剛性を高め、安定性を補っています。
Q6. 重いと感じますか? A. 26.5cmで約406〜428gとやや重めです。ただし履いてみると安定感として感じる方が多く、重さのネガティブさより安心感のメリットを感じやすいです。
Q7. 幅広の足でも履けますか? A. 前足部が細身のため、幅広の方には窮屈感が出やすいです。必ず試着して確認してください。
Q8. 河村勇輝選手と同じモデルですか? A. 河村選手は同シリーズのUNPRE ARS LOWシリーズを着用しています。河村選手のスペシャルエディションは「UNPRE ARS LOW 2 RT」(別モデル)です。
Q9. インソールを変えるとどうなりますか? A. クッション性が向上し、固めの印象が和らぎます。クッションが気になる方には有効な対策です。
Q10. 足首サポーターと一緒に使えますか? A. 問題なく使用できます。薄手のサポーターとの相性が特に良いです。分厚いサポーターを使う場合はハーフサイズアップも検討してください。
Q11. ジャンプが多いプレイヤーに向いていますか? A. どちらかというと横方向の動き特化です。縦方向のジャンプを多用するセンター・PFよりも、ガード・SF向きです。
Q12. 洗濯機で洗えますか? A. 洗濯機での丸洗いは推奨しません。ぬるま湯を使った手洗いで汚れを落としてください。
Q13. 色落ちはしますか? A. 一般的な傾向として、濃い色のバッシュは使い込むと若干の色落ちが生じることがありますが、TPUコーティングのアッパーは比較的色落ちしにくい素材です。
Q14. 前作(LOW 2)から変わった点は何ですか? A. ミッドソールに3D SPACE構造(ハニカム状カット溝)が追加されクッション性が向上しました。インソールもSpEVAフォームに変更され、内部のグリップ性が増しています。
Q15. 試着せずにオンライン購入しても大丈夫ですか? A. 前足部の細さに個人差があるため、できれば試着を推奨します。複数のレビューで「試着なしは博打」と表現されるほど、フィット感の個人差が大きいモデルです。
総合評価 & 結論
| 項目 | 評価 |
|---|---|
| グリップ | ★★★★★ |
| クッション | ★★★☆☆ |
| 安定性 | ★★★★★ |
| フィット感 | ★★★☆☆ |
| 耐久性 | ★★★★☆ |
| 通気性 | ★★★☆☆ |
| コスパ | ★★★★☆ |
| 総合 | ★★★★☆(4.1/5.0) |
買いかどうか: 迷わず「買い」です。ただし、自分のプレースタイルと足型がこのシューズに合っているかを先に確認してください。
おすすめ層: クロスオーバー・カッティング・サイドステップを多用するガード〜スモールフォワード、ディフェンスを得意とするプレイヤー、足首の捻挫が心配な方、体重が重めのプレイヤー。これらに当てはまる方には、同価格帯の中で最も信頼できる選択肢のひとつです。
逆に、ソフトなクッションを好む方、幅広の足型の方、屋外バスケメインの方には向きません。自分のプレースタイルと足型を整理したうえで判断してください。
アンプレアルス ロー 3 レビュー まとめ
パフォーマンスの特徴として、このシューズはグリップと安定性に全力を注いだモデルです。N.C.ラバーによる「ビタ止まり」と称されるトラクション、TPUサイドウォールが生み出す横方向の安定感は、同価格帯でも随一のクオリティです。クッションは固め設計で、縦方向の衝撃吸収よりも横方向の安定性を優先した設計思想が一貫しています。今作では3D SPACE構造とSpEVAインソールの採用でクッション性が前作比で向上していますが、あくまで「安定系シューズの中でのアップグレード」という理解が正しいです。
サイズ・耐久性の注意点として、前足部の細さは購入前に必ず確認が必要です。試合用ソックスでの試着が鉄則です。アッパーの耐久性は高く長期使用でも型崩れしにくい一方、アウトソールのN.C.ラバーは屋外使用での摩耗が早いため、インドア専用として使うことが寿命を伸ばすコツです。
向いている人・おすすめ層としては、ガード・SG・スピード系SFで、クロスオーバーやカッティング、サイドステップを武器とするプレイヤーに最もマッチします。体重が重めの方や捻挫経験がある方にも、このシューズの安定性は大きな助けになります。
前作との比較・総合評価として、LOW 2と比べてクッション・インソールが着実にアップグレードされており、安定性のコンセプトは継続しつつ快適性が向上しています。「安定性に全フリ」したコンセプトが好きな方、アシックスのバスケシューズが好きな方にとっては、現時点で最も完成度の高い選択肢のひとつです。
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