エアジョーダン 40 レビュー。実際に履いてわかったサイズ感
バスケットボールをやっている人なら、一度はこんな経験があるのではないでしょうか。新作のバッシュが出るたびにスペック表とにらめっこして、結局「履いてみないと分からない」というところに行き着いてしまう。
クッション性、グリップ力、フィット感……カタログスペックだけでは伝わらない部分が、実際のプレー感覚を大きく左右します。特にジョーダンブランドのフラッグシップモデルであるエア ジョーダンシリーズの最新作となれば、期待値も自然と上がりますし、その分「本当にいいのか」を慎重に見極めたくなるものです。
今回取り上げるのは、ジョーダンブランドにとって記念すべき節目となるモデル「エア ジョーダン 40(Air Jordan 40)」です。
ナイキの最高峰ランニングテクノロジーである「ZoomXフォーム」をバスケットボールシューズに初めて採用したということで、発売前から業界内外で話題になっていました。ランニング界隈で絶大な信頼を得ているクッション素材が、果たしてバスケという“止まる・跳ぶ・切り返す”動きの多い競技でどこまで通用するのか。
実際に足を入れて動いてみた上で、良かった点も気になった点も含めて、できるだけ率直にレビューしていきます。サイズ感、履き心地、メリット・デメリット、購入先まで一通りまとめているので、購入を迷っている方はぜひ最後まで読んでみてください。
エア ジョーダン 40 レビュー

エア ジョーダン 40は、ジョーダンブランドがこれまで積み重ねてきたテクノロジーの集大成とも言えるモデルです。単なる「40作目の記念モデル」というだけでなく、中身のテクノロジーにもかなり大胆な挑戦が詰め込まれています。
ここでは、基本的なスペックからパフォーマンスの詳細な評価までを、順を追って解説していきます。
基本情報
まずはスペックを整理しておきましょう。数字だけ見ても実感は湧きにくいですが、後述するパフォーマンス評価と照らし合わせながら読んでいただくと、それぞれの数字が持つ意味がより分かりやすくなると思います。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| モデル名 | エア ジョーダン 40 (Air Jordan 40 / AJ40) |
| 発売年 | 2025年 |
| 相場価格 | 定価30,800円(税込)※実売価格はカラーにより変動 |
| 重量 | 約410g(27.0cm片足目安) |
| ミッドソール | フルレングス ZoomX フォーム + フルレングス Zoom Strobel |
| アウトソール | トランスルーセントまたはソリッドラバー(40度ヘリンボーンパターン) |
| カット | ミドルカット |
エア ジョーダン 40の最大の特徴は、ミッドソール構造にあります。反発力と軽量性に優れた「ZoomXフォーム」と、足裏の直下に配置された「Zoom Strobel」を組み合わせることで、これまでにないクッション性と推進力を実現しています。
重量に関しても、見た目の重厚感に反して、ZoomXの恩恵により比較的軽量に仕上がっています。
パフォーマンス評価

| 評価項目 | 評価 |
|---|---|
| グリップ | ★★★★☆ (4.5) |
| クッション | ★★★★★ (5.0) |
| フィット感 | ★★★★☆ (3.5) |
| 安定性 | ★★★★☆ (4.0) |
| 通気性 | ★★★☆☆ (3.0) |
| 重さ | ★★★★☆ (4.0) |
| 耐久性 | ★★★☆☆ (3.0) |
| 見た目 | ★★★★★ (5.0) |
グリップ


評価は4.5点。
正直、ソールを見た時点で「これは効きそう」と思いました。
40度に角度をつけたヘリンボーンパターンが、床にキュッと吸い付くような感触で、その場で軽く足を左右に振ってみただけでも、思った以上に踏ん張りが利く印象を受けました。
急なストップや切り返しを想定した動きでも不安を感じにくいソールです。ただし、クリアソール系のカラーはホコリを拾いやすいタイプなので、そこは頭に入れておいたほうがいいかもしれません。
クッション

評価は文句なしの5.0点。
これが一番驚いたポイントです。
足を入れて体重をかけた瞬間、「え、ここまで沈むの?」と思うくらい柔らかく、それでいてグニャッと潰れる感じではなく、ちゃんと押し返してくる弾力があります。ZoomXとZoom Strobelを重ねた構造は伊達じゃないなと感じました。
軽くその場で跳んでみただけでも、着地の衝撃がかなり和らぐのが分かります。膝や足首への負担を減らしたい人には、間違いなく刺さるクッションです。
フィット感


評価は3.5点。
ここは正直、好みが分かれるところだと思います。
内側のストラップでキュッと締め上げると足全体がしっかりホールドされる感覚があって、それ自体は悪くありません。ただ、シュータンのあたりが少し硬めで、足首を曲げた時に甲の前側にコツンと当たる感じがありました。
甲が高めの人だと、最初は「あれ、ちょっと窮屈かも」と感じる可能性が高いです。逆に甲が低めで細身の足の人には、ちょうどいいタイト感になるはずです。
安定性

評価は4.0点。
これだけクッションが分厚いと「グラつくんじゃないか」と身構えていたのですが、実際はそうでもなく、ソールの接地面がしっかり広く取られているおかげで、着地時に横に流れるような不安感は少なかったです。
アッパーのホールドも効いているので、方向転換の動作を試してみても軸がブレにくい印象を受けました。厚底なのに安定している、というのは素直にすごいと思います。
通気性

評価は3.0点。
ここは正直、標準的というのが率直な感想です。
アッパーにレザーやエナメル素材を使っているぶん、メッシュ主体の軽量モデルと比べると通気の良さは劣ります。
短時間試着した程度では蒸れは感じませんでしたが、長時間プレーすればおそらく熱がこもりやすいだろうなというのは想像がつきます。通気性を最優先するタイプのシューズではないので、その点は割り切って選ぶ必要がありそうです。
重さ

評価は4.0点。
見た目はけっこうボリューミーで「重そうだな」と思っていたのですが、実際に手に持ってみると意外と軽く、いい意味で拍子抜けしました。
履いて歩いてみても、足を引きずるような重さは感じません。しっかりしたパーツを使っているのに軽く仕上がっているのは、ZoomXフォームの恩恵が大きいのだと思います。
耐久性

評価は3.0点。
これは実際に長く使ってみないと断言はできない部分ですが、素材の質感を見る限りアッパーのレザーはしっかりしていて丈夫そうです。
一方で、ZoomXは柔らかい素材なので、使い込むほどにヘタってくる可能性はあります。ここは一般的な傾向として、長期間ハードに使うと反発感が落ち着いてくることは覚悟しておいたほうがいいかもしれません。
見た目

評価は5.0点。
これは文句なしです。
実物を見ると写真で見るよりも質感が良く、レザーの光沢や色の深みが伝わってきます。ジョーダンらしい重厚感がありつつ、シルエット自体はすっきりまとまっていて、バスケシューズとしてもファッションアイテムとしても成立するデザインだと感じました。
エアジョーダン40のサイズ感

エア ジョーダン 40のサイズ感は、全体的に「ややタイト」な作りとなっています。
これは試着してみて最初に感じた印象でもあり、ネット上のレビューでも同じような声が多く見られます。日本国内で流通しているPF(Performance Fit)モデルであっても、幅広・甲高の足型の人が履くと、窮屈さを感じやすい設計になっている点は覚えておいたほうがいいでしょう。
特に足の中足部から前足部にかけてのホールド感がかなり強く効いているため、普段からナイキのバッシュを愛用している方であっても、ハーフサイズ(0.5cm)アップを検討したほうが無難な場合があります。
逆に、足幅が細身から標準的な方であれば、普段通りのサイズでもジャストフィットする可能性が高いです。ただし、試合中に厚手のバスケットボールソックスを履くことを考えると、その分の余裕も含めてサイズを検討することが重要になってきます。可能であれば、実際に店頭で試着し、普段履いているソックスの厚さに近いものを持参して確認するのが確実だと思います。
エアジョーダン40を実際に履いた正直な評価
店舗などで実際に足入れをして、その場でステップを踏んだり軽くジャンプしてみたりした際の率直な感想をまとめました。あくまで店頭での試着レベルの範囲での感想であり、実際の試合でどうかという話ではない点はあらかじめご了承ください。
よかった点
足を入れた瞬間から、足裏全体にじんわりと伝わってくるクッションの柔らかさと弾力性が印象的でした。
かかとを踏み込んだときの沈み込みと、そこから押し返されるような反発の感覚は、これまで試着してきた他のバッシュではなかなか味わったことのないものです。


単に柔らかいだけでなく、ちゃんと足を前に押し出してくれるような推進力を感じられたのは、想像以上でした。また、シューレースをしっかり締め上げたときの足全体のロックダウン(固定感)も強く、シューズと足がひとつになったような安心感がありました。動き出しの一歩に、余計な迷いがなくなる感覚があります。
気になった点

一方で気になったのは、やはり甲周りのフィット感です。
シュータンの部分がやや硬めに感じられて、足首を曲げた際に甲の前側にコツンと当たる感覚がありました。履き込んで素材が馴染んでくれば解消される可能性もありますが、少なくとも試着した時点では違和感として残りました。
特に甲が高めの人は、最初のうちは窮屈さを感じやすいかもしれません。また横幅もタイトめな作りなので、足の形によってはサイドに圧迫感を覚える人もいそうです。この2点は、購入前に必ず一度試着して確認しておきたいポイントだと感じました。
エアジョーダン40 はどこで売ってる?
エア ジョーダン 40をお得に、そして確実に手に入れたい方に向けて、おすすめの購入先を紹介します。それぞれにメリット・デメリットがあるので、自分の優先順位に合わせて選んでみてください。
スニダン
人気カラーや、サイズによってはすでに完売してしまっているモデルを探すなら、スニーカーダンク(スニダン)のような二次流通マーケットプレイスが便利です。
出品されている商品には真贋鑑定がついているため、フリマアプリなどと比べても安心して購入しやすいのが特徴です。
ただし人気の高いカラーやレアなサイズには、定価以上のプレミア価格がついていることも珍しくありません。価格の変動をこまめにチェックしながら、タイミングを見て購入するのがおすすめです。
「楽天・Amazon」
楽天市場やAmazonにも、多くのスポーツショップが出店しています。普段からポイントを貯めている方であれば、定価よりもお得に購入できるチャンスがあります。
手軽さで言えば一番選びやすい方法かもしれません。ただし出品者によって信頼性にばらつきがあるため、購入前にはショップの評価やレビューをしっかり確認しておくことを忘れないようにしましょう。
エア ジョーダン 40 の人気色
エア ジョーダン 40は、機能性の高さだけでなく、カラーリングの美しさでも注目を集めています。ここでは特に人気の高いカラーをいくつか紹介します。
Dusty Rose
エナメルとペブルドレザーを組み合わせた、くすみのあるピンク系の上品なカラーです。コート上でも非常に目立つ存在感を放ちつつ、派手すぎずファッションアイテムとしても取り入れやすい絶妙な色合いになっています。発売直後からSNSでの反応も良く、高い人気を誇っているカラーのひとつです。
Infrared
エア ジョーダン 6を彷彿とさせる、ブラックをベースに鮮やかなインフラレッド(赤系)を差し色として使った王道のカラーリングです。歴代のジョーダンシリーズを見てきたファンにとっては懐かしさもありつつ、新鮮に映るバランスの良い配色だと思います。ジョーダンブランドファンからの支持が特に厚く、絶対に外さない定番カラーとして選ばれることが多い印象です。
Photon Dust / Wolf Grey
全体をグレー系のトーンでまとめた、シックで落ち着いた雰囲気のカラーです。派手すぎないぶん、どんなユニフォームやウェアと合わせても馴染みやすく、汚れも比較的目立ちにくいという実用面でのメリットもあります。見た目の主張よりも実用性を重視するプレーヤーから支持されているカラーです。
エアジョーダン40 八村塁
Nike x 八村塁 Air Jordan 40 PF “Rui Hachimura”が国内6月18日(木)9:00 より発売。『七宝繋ぎ』の刺し子を落とし込んだ一足。【WEB抽選も受付中】 [IQ5893-400]【ナイキ エアジョーダン40 AJ40 新作 】https://t.co/UIabkwhLM9 pic.twitter.com/dmiAcZRGsj
— 𝐔𝐏 𝐓𝐎 𝐃𝐀𝐓𝐄 (@uptod4te) June 16, 2026
ジョーダンブランドと契約する日本人NBAプレーヤー、八村塁選手のスペシャルエディションモデルです。
シュータンやインソールなど随所に八村選手のシグネチャーロゴである「八」のマークがあしらわれており、彼のルーツやアイデンティティを感じさせる特別なデザインに仕上がっています。カラーリングもこれまでの八村モデルと同様に、日本の伝統や文化からインスピレーションを受けた独自の配色が採用される傾向にあります。
基本スペックは通常のエア ジョーダン 40と同様で、ZoomXフォームとZoom Strobelによる最高峰のクッション性と推進力を備えています。日本国内では主にPF(パフォーマンスフィット)仕様での展開となりますが、シューズ全体の作りがややタイトである点は通常モデルと変わりません。そのため、甲高や幅広の方は通常通りハーフサイズアップでの検討をおすすめします。
八村選手のファンはもちろん、コート上で他のプレーヤーとは違う特別感のあるデザインを楽しみたい方にぴったりの一足です。
エア ジョーダン 40の口コミ
SNSやレビューサイトでのエア ジョーダン 40に対する口コミをまとめると、以下のような声が多く見られます。実際に使っているユーザーの生の声として、参考にしてみてください。
エアジョーダン40🤔
カッコいいじゃないの✨ https://t.co/gOJNt039es
— GKJUMPMAN | バッシュ情報 (@gkjumpman) June 22, 2025
Ⅰ〜XIIIくらいまでしかわからんけど、7月リリースのエアジョーダン40相当いいな😢 pic.twitter.com/E257842phO
— リュウ (@quberey) July 1, 2025
このように、純粋にデザインの良さを称賛する声や、普段は初期のジョーダンシリーズ(I〜XIIIなど)にしか馴染みがないファンから見ても「魅力的だ」と感じさせる仕上がりになっていることが伺えます。
おすすめな人
エア ジョーダン 40は、以下のような方にとくにおすすめできます。
まず、クッション性を最重視する人です。
ZoomXとZoom Strobelの組み合わせによる衝撃吸収力は圧倒的で、足腰への負担を減らしたい方には最適な一足だと思います。次に、ジャンプ力を活かしたい人です。強い反発力を持っているため、リバウンドやジャンプシュートで少しでも高く跳びたいプレーヤーの動きをしっかりサポートしてくれます。
また、直線的なスピードを求める人にも向いています。トランジション(攻守の切り替え)でコートを駆け上がる際に推進力を得やすく、走りやすさを実感しやすいはずです。デザイン性も妥協したくない人にもおすすめです。
ジョーダンブランドならではの洗練されたデザインは、履くだけでコート上でのモチベーションを上げてくれるはずです。最後に、最新テクノロジーをいち早く体感したい人。バスケシューズに初めて搭載されたZoomXフォームの乗り心地を、他の人より先に試してみたいというギア好きの方にもぴったりの1足です。
不向きな人
一方で、以下のような方にはあまり向いていない可能性があります。
まず、足幅が非常に広い、あるいは甲が極端に高い人です。全体的にタイトな作りであり、特に甲周りの圧迫感が強いため、足型に合わないと痛みを感じる原因になりかねません。
次に、コートの接地感(足裏感覚)を重視する人です。
クッションが分厚く反発力も強いため、ダイレクトにコートを掴むような薄底の接地感を好むタイプのガードプレーヤーには、少し違和感があるかもしれません。最後に、通気性を最優先する人です。レザー素材を多用しているため、メッシュ素材が中心のバッシュと比べるとどうしても蒸れやすい傾向にあります。足の汗をかきやすい方には、あまり向いていないと言えるでしょう。
ポジション別おすすめ度

各ポジションにおけるエア ジョーダン 40の適性を星で評価しました。
PG(ポイントガード):★★★★☆
クイックな切り返しやコートの接地感を最優先する純粋なタイプのPGには、クッションがやや過剰に感じられるかもしれません。ただ、スピードに乗ったドライブを仕掛けていく攻撃的なガードであれば、推進力がむしろプラスに働くはずです。
SG(シューティングガード):★★★★★
コート内を走り回ってスクリーンを抜け、ジャンプシュートを放つという一連の動きに対して、十分な安定性と着地の衝撃吸収を提供してくれます。SGの動き全般との相性はかなり良いと感じました。
SF(スモールフォワード):★★★★★
オールラウンドな動きが求められるSFにとって、クッション、グリップ、サポートのバランスが取れたこのシューズは非常に相性が良いです。どんな局面でも一定以上の安心感を持ってプレーできると思います。
PF(パワーフォワード):★★★★☆
リバウンド争いでのジャンプをしっかりサポートし、着地時の負担も軽減してくれます。ただし、重量級でゴール下の接触プレーが多いタイプのPFよりは、機動力を活かすタイプのPFのほうがより相性が良いはずです。
C(センター):★★★☆☆
ローポストでの激しいフィジカルコンタクトを伴うプレーが中心になる場合は、より重厚でプロテクト感の強いシューズ(レブロンシリーズなど)のほうが安心感があるかもしれません。
エア ジョーダン 40 のメリット
エア ジョーダン 40を選ぶことによるメリットを7つ挙げます。
1つ目は、最高峰の衝撃吸収性です。着地時の衝撃をZoomXがしっかりと吸収してくれるため、膝や足首への負担を大幅に軽減できます。
2つ目は、爆発的な反発力です。Zoom Strobelによるダイレクトな反発が、ジャンプやダッシュの際の一歩を力強く後押ししてくれます。
3つ目は、優れたグリップ性能です。40度のヘリンボーンパターンがコートを確実にとらえ、無駄な滑りを防いでくれます。
4つ目は、高いホールド感です。内蔵されたストラップシステムが足をしっかりと固定し、シューズ内で足がズレるのを防いでくれます。
5つ目は、見た目以上の軽量性です。重厚なデザインに反して軽量なフォーム材を使用しているため、プレー中の疲労感を軽減してくれます。
6つ目は、所有欲を満たす高級感です。上質なレザー素材と洗練されたデザインは、ジョーダンブランドならではのプレミアムな感覚を味わわせてくれます。
7つ目は、オン・オフ問わず使えるデザイン性です。パフォーマンスシューズでありながら、ストリートファッションにも自然と合わせやすいスタイリッシュな外観になっています。
エア ジョーダン 40 のデメリット
エア ジョーダン 40 レビュー

ここでは、エア ジョーダン 40を取り巻く背景や、他のモデルとの比較などをもう少し深掘りしていきます。
エア ジョーダン 40 を履いてる人
NBAの公式戦において、エア ジョーダン 40は特定の選手専用のシグネチャーモデルというわけではありません。
しかし、ジョーダンブランドと契約している若手選手や、ポジションを問わずクッション性を重視する選手たちを中心に着用されている様子が見られます。
過去のジョーダンブランドの傾向を踏まえると、オールラウンドに動くフォワードや、コートを広く使う運動量の多いガード選手が好んで履くケースが多いようです。
シリーズ歴史
エア ジョーダンシリーズは、1985年の誕生以来、常にバスケットボールシューズのイノベーションを牽引してきた存在です。
40作目となる本作は、ブランドの歴史における大きな節目を記念するモデルという位置づけになります。
ただの記念モデルにありがちな「見た目重視で中身は控えめ」というパターンではなく、ジョーダンのレガシーを受け継ぎながら、ナイキのランニング部門で培われた最新のフォームテクノロジー(ZoomX)をバスケットボールカテゴリーに初めて融合させたという点で、シリーズの歴史においても非常に重要な意味を持つ一足だと言えます。


他モデル比較
同価格帯や似たコンセプトを持つモデルと比較してみます。
vs Nike LeBron 22 レブロンシリーズはより重厚な作りで、圧倒的なプロテクト感と安定性を持っているのが特徴です。ただしその分、重量はどうしても増してしまいます。機動力やトランジションでの走りやすさ、推進力の強さを重視するのであれば、エア ジョーダン 40のほうに軍配が上がると感じます。
vs Nike KD 17 KDシリーズもクッション性を重視して作られたモデルですが、エア ジョーダン 40のほうがZoomXの恩恵を受けて、より軽量でダイナミックな反発を感じられる印象です。足全体のホールド感についても、AJ40のほうが強めに設計されている傾向があります。






エア ジョーダン 40 のコンセプト
エア ジョーダン 40のコンセプトを一言で表すなら、「究極のクッション性と推進力の融合」と言えるでしょう。
バスケットボールの試合中、選手が走り、跳び、止まるという一連の動作をより効率的かつ安全に行えるよう、ランニングシューズの最高峰技術を惜しみなく投入しています。単なる記念モデルとして作られたわけではなく、コート上でのパフォーマンスを最大化するための本気の競技用シューズとして開発されている点が、実際に触れてみるとよく伝わってきます。
エア ジョーダン 40 のお手入れの仕方
上質な素材を使用しているぶん、適切なお手入れをすることが長持ちさせるための秘訣になります。
アッパーのレザー部分は、まず柔らかいブラシで軽くホコリを落としてから、専用のレザークリーナーで拭き取るのがおすすめです。
エナメル素材の部分については、湿らせた柔らかい布で優しく拭くだけで十分に汚れが落ちます。アウトソールのラバー部分は、歯ブラシなどに薄めた中性洗剤をつけて軽くこすり、そのあと水拭きしてホコリを取り除くことで、グリップ力を長く維持することができます。
お手入れ後は、直射日光を避けて風通しの良い日陰でしっかり乾燥させることを心がけてください。


エア ジョーダン 40に関するよくある質問
エア ジョーダン 40は滑る?
手入れの行き届いた綺麗なインドアコートであれば、独自の40度ヘリンボーンパターンがしっかりと床を掴むため、滑ることはほとんどありません。
急なストップやクロスオーバーなどの激しい切り返しでも、安心感のあるトラクションを発揮します。ただし、トランスルーセント(クリアソール)を採用しているカラーの場合、アウトソールの素材の特性上、ホコリを吸着しやすい傾向があります。
ホコリが溜まった状態の体育館で使用すると少しズルッと滑る感覚が出ることがあるため、こまめに手や専用の粘着マットでソールの裏を拭き取る習慣をつけることで、最高のグリップ力をキープできます。
エア ジョーダン 40はダサい?
デザインの感じ方は個人の好みによる部分が大きいですが、バスケットボール愛好家やスニーカーヘッズからの評価は非常に高く、「ダサい」と言われることはほぼありません。
上質なレザーやエナメルなどの異素材を組み合わせたアッパーは高級感があり、ジョーダンブランドならではの洗練されたシルエットに仕上がっています。
過去のナンバリングモデルへのリスペクトを感じさせるディテールも随所に散りばめられており、最新テクノロジーを搭載した競技用シューズでありながら、コート上で圧倒的な存在感と美しさを放つ一足として高く評価されています。
エア ジョーダン 40は普段履きには向いてる?
デザイン性が非常に高いため、ファッションアイテムとして普段履きに取り入れることは十分に可能です。スポーティーなスウェットパンツや太めのデニムなど、ストリートライクなコーディネートと非常に相性が良く、足元のアクセントとして活躍します。
また、ZoomXフォームのクッション性が高いため、街中を歩く際の足への負担も少なく快適です。ただし、アスファルトの上を長時間歩くと、体育館の床を想定して作られたアウトソールラバーの摩耗が早まってしまう点には注意が必要です。
バッシュとしての寿命を延ばしたい場合は、オンコート用とオフコート用で使い分けることをおすすめします。
女性でも履ける?
サイズさえ自分の足に合えば、女性のプレーヤーでも全く問題なく履くことができます。機能面で言えば、強力な衝撃吸収性があるため、膝や足腰への負担を減らしたい女性プレーヤーにとって非常に心強い味方になります。
ただし、設計のベースがメンズの足型(ラスト)になっているため、一般的なレディースシューズやユニセックス展開のモデルに比べると、かかと周りや横幅のフィット感が少し大きく感じることがあります。女性が購入する場合は、普段のサイズよりも0.5cm下げるか、厚手のバスケ用ソックスを履いた上で一度店頭で試着して、かかとが浮かないかを必ず確認してください。
ミニバス(小学生)や中学生の部活生にもおすすめできる?
結論から言うと、機能面では素晴らしいですが、成長期の小中学生に「強くおすすめする」モデルではありません。理由としては2つあります。
1つ目は、定価が3万円近くと非常に高額であり、数ヶ月で足のサイズが変わってしまう成長期の子供にはコストパフォーマンスが悪いためです。
2つ目は、ZoomXフォームの反発力が非常に強力なため、まだ脚の筋肉や体幹が完成していない小中学生が履くと、シューズの反発力に身体が負けてしまい、逆に疲れやすくなったりフォームが崩れたりする可能性があるからです。高校生以上で、ある程度筋力がついてからの着用をおすすめします。
屋外(アスファルト)で使っても大丈夫?
屋外のストリートコートやアスファルトの上で使用することは物理的には可能ですが、長く愛用したいのであれば避けた方が無難です。
日本で販売されるPF(Performance Fit)モデルは、屋外での使用も視野に入れた耐久性の高いXDRラバーを採用していることが多いですが、それでもアスファルトの強い摩擦を受ければアウトソールは確実にすり減っていきます。
特にエア ジョーダン 40は高価格帯のフラッグシップモデルであり、最大の売りであるクッション技術を長持ちさせるためにも、基本的には綺麗なインドアコート(体育館)専用として履くことを強くおすすめします。
サイズ感はナイキの他のバッシュと同じ?
ナイキの他のバスケットボールシューズ(例えばレブロンシリーズやKDシリーズなど)と比較しても、エア ジョーダン 40は全体的にややタイトで、足全体を強く包み込むような密着感のある作りになっています。
特に中足部から前足部にかけての幅と、甲の高さが低めに設計されている傾向があります。そのため、普段ナイキのバッシュでジャストサイズを履いていて「少し余裕がある」という方は同じサイズでも問題ありませんが、「いつもピッタリだ」という方や、甲高幅広の自覚がある方は、普段のナイキサイズからさらに0.5cm(ハーフサイズ)上げることをおすすめします。
扁平足でも履ける?
土踏まず部分のアーチサポートがしっかりと作られており、ミッドソール内部には過度なねじれを防ぐ強力なシャンクプレートも内蔵されているため、扁平足の方でも履くことは可能です。
しかし、シューズの中敷き(インソール)のアーチ部分が直接足裏に当たって擦れや痛みを感じるケースもゼロではありません。
もし試着してみて土踏まず周りに違和感や圧迫感を強く感じる場合は、購入後に市販のフラットなスポーツ用インソールや、扁平足専用のサポートインソールに入れ替えて調整することで、快適にプレーできるようになります。
クッションのヘタリ(劣化)は早い?
ミッドソールに使用されている「ZoomXフォーム」は、ナイキのランニングシューズで世界記録を生み出してきた超高反発・超軽量な素材ですが、従来のEVA素材やファイロン素材に比べると、構造上どうしても「長期間の強い衝撃によるヘタリ」は起きやすい性質を持っています。
毎日のようにハードな練習で履き潰すような使い方をすると、半年から1年程度で弾むような感覚が少しずつ薄れてくるのを感じるかもしれません。シューズの寿命をできるだけ長持ちさせたい場合は、複数のバッシュを用意してローテーションで履き回すことをおすすめします。
シューレース(靴紐)は緩みやすい?
アッパーの内部に組み込まれたウェビングストラップがシューレースと連動して足をホールドする独自のシステムを採用しているため、一度しっかりと根元から締め上げればプレー中に靴紐が緩んでくることはほとんどありません。
結び目がほどけやすいと感じる場合は、平紐から摩擦の強いオーバルタイプのシューレースに交換するか、靴紐を二重結び(イアンノットなど)にすることで完全に防ぐことができます。激しい動きでも足とシューズのズレを感じさせないロックダウンの強さは、このモデルの大きな長所です。
通気性が悪いと足の臭いが気になる?
エア ジョーダン 40はサポート力と耐久性を高めるために、ペブルドレザーやエナメルといったしっかりとした素材をアッパーに多用しています。
そのため、全面メッシュ素材の軽量バッシュに比べると内部に熱や湿気がこもりやすく、長時間プレーした後はどうしても蒸れやすくなります。
足の臭いやシューズ内部の雑菌の繁殖を防ぐためには、プレー後すぐにシューズ用の消臭・除菌スプレーを内側に吹きかけ、シュータン(ベロ)を大きく広げて風通しの良い日陰でしっかりと乾燥させるという、基本のお手入れを毎回欠かさず行うことが重要です。
インソールは取り外し可能?
はい、標準で入っているインソールは接着されていないため、簡単に取り外すことができます。そのため、クッション性をさらに高めたい、アーチサポートを強化したい、または足の形に合わせてオーダーメイドのインソール(インディビジュアルインソール)を使用したいと考えている方にとっては非常に扱いやすい仕様です。
ただし、エア ジョーダン 40自体の内部空間がタイトな設計になっているため、あまり分厚いインソールを入れてしまうと甲が圧迫されて痛みが出ることがあります。交換する場合は、標準のインソールと厚みが近いものを選ぶのがポイントです。
足首の捻挫防止効果はある?
ミドルカットの形状を採用しており、かかと部分には非常に硬く強固なヒールカウンター(かかとを固定するパーツ)が内蔵されています。
さらに、ソールの接地面積が広めに設計されているため、着地時の横ブレに対して高い安定感を発揮します。これらの要素が組み合わさることで、足首が内側や外側に極端に倒れ込むのを防ぐ効果があり、捻挫のリスク軽減に大きく貢献してくれます。
もちろん「絶対に捻挫しない」というわけではありませんが、ローカットの軽量モデルと比べると足首周りの安心感は段違いに高いと言えます。
重くて疲れない?
数字上の重量(約410g前後)だけを見ると、最近の超軽量モデルに比べれば少し重く感じるかもしれませんが、実際に履いてプレーしてみると「重さによる疲労」はほとんど感じません。
その最大の理由は、足にぴったりと吸い付くようなフィット感と、ZoomXフォームが生み出す強烈な推進力にあります。
一歩一歩の足運びをシューズの反発力がサポートしてくれるため、むしろ試合の終盤になっても脚に疲労が溜まりにくく、軽快に走り続けることができるという感覚を持つプレーヤーが多いのが特徴です。
最初の足慣らし(ブレイクイン)にはどれくらい時間がかかる?
アッパーにレザー系の素材を多く使用しているため、箱から出して最初に履いた瞬間は少し硬さや窮屈さを感じるかもしれません。
しかし、数回の練習(合計で5〜10時間程度)で履き込んでいくうちに、体温とプレー中の汗の湿気によってレザーが足の形に合わせて柔らかく馴染んできます。
同時に、ミッドソールのフォームも適度に沈み込み、あなた自身の足にフィットした状態に仕上がります。最初の1〜2回で「足に合わないかも」と諦めず、少しずつ紐の締め具合を調整しながら足慣らしを行ってみてください。
プレースタイル別ではどんな選手に一番合う?
最も相性が良いのは、コートの端から端まで走り回る運動量の多い選手や、鋭いドライブからストップ&ジャンプシュートを放つ「スラッシャー」タイプのプレーヤーです。ポジションで言えば、シューティングガード(SG)やスモールフォワード(SF)に最適です。
クッションと反発力がずば抜けているため、ジャンプの最高到達点を少しでも上げたい選手や、リバウンド争いで何度も連続して跳び続ける必要のある機動力重視のパワーフォワード(PF)の足元にも強力な武器として機能します。
総合評価 & 結論
星評価:★★★★☆ (4.5 / 5.0)
買いかどうか:間違いなく「買い」の1足
おすすめ層:クッション性と反発力を求め、足への負担を軽減したい全プレーヤー
一通り試着してみて感じたのは、エア ジョーダン 40は価格の高さとタイトなフィット感という注意点はあるものの、それを補って余りある圧倒的なクッション性と推進力を備えた傑作バッシュだということです。特にクッション性能に関しては、他のモデルと比較しても頭ひとつ抜けている印象を受けました。予算が許し、サイズ感さえ合うのであれば、購入して後悔することはまずないだろうと思います。




エア ジョーダン 40 レビューまとめ
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
パフォーマンスの特徴としては、ZoomXとZoom Strobelが生み出す最高峰のクッション性と反発力、そして40度ヘリンボーンによる確実なグリップ力が挙げられます。
サイズ・耐久性の注意点としては、全体的にタイトで甲周りの当たりが気になりやすい作りのため、幅広甲高の人はハーフサイズアップを検討したほうが良いという点、そして屋外使用はソールの摩耗を早めるためインドアでの使用を推奨したい点が挙げられます。
向いている人・おすすめ層としては、ジャンプ力を活かしたい選手、トランジションで走り回る選手、膝や腰への負担を和らげたい選手が中心で、ポジションで言えばSGやSFに特におすすめです。前作との比較・総合評価としては、これまでのテクノロジーから大きく飛躍し、ランニング技術を融合させた革命的なモデルであり、総合的に見ても非常に完成度が高く、パフォーマンス向上に直結するシューズだと感じました。
この記事が、あなたのバッシュ選びの参考になれば幸いです。
参考サイト
- ナイキ公式サイト (https://www.nike.com/jp/)
- スーパースポーツゼビオ オンラインストア (https://www.supersports.com/ja-jp/xebio)
- スニーカーダンク (https://snkrdunk.com/)
- J-STAGE: バスケットボールシューズの機能性に関する研究 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspehss/69/0/69_23_2/_article/-char/ja/)
- J-STAGE: スポーツシューズの衝撃緩衝性に関するバイオメカニクス的研究 (https://www.jstage.jst.go.jp/article/jspo1985/9/3/9_3_265/_article/-char/ja/)





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